開運物語

開運のご利益がある十二支のおもしろい説話と2023年の干支うさぎについて

アイキャッチ_2023年干支うさぎ 開運物語

12月になると、来年の元旦に届く年賀状の準備を始めます。

多くの人が来年の干支は何だろうかと考えるでしょう。

十二支についてのおもしろい説話をまとめました。

十二支のお話

日本には「十二支の干支の物語」というおもしろい説話があります。

ある年の暮れ、神様が、動物たちに「新年1月1日の朝、私のもとに、1番目から12番目に、早く来た動物に
「1年ずつ順番に、その年の動物の大将にする」

といいました。

このとき、神様のもとに用事で行けなかったネコは、神様の話を聞くことができなかったので
いつ行けばよいのかをネズミにたずねましたが、ネズミは「1月2日の朝ですよ」とウソを教えました。

そして、1月1日当日、1番乗りで現れたのは、前日の夜に家を出発したウシでしたが、
こっそりウシの背中に乗っていたネズミが、ウシの背中からジャンプして、
最初に、神様に新年のあいさつをし、1番乗りはネズミとなりました。

そして次にウシ。

続いてトラ、ウサギ、タツ、ヘビ、ウマ、ヒツジ、サル、トリ、イヌ、イノシシと、到着しました。

神様は、1番~12番になった動物たちを順番にその年の大将にすることに決めました。

その翌日の1月2日の朝、ネコが、神様のもとに現れて、あいさつをしましたが、
ネコは、ネズミのウソのせいで、13番目となってしまい、大将になることは、できませんでした。

これに怒ったネコは、それ以降、ネズミを追いかけまわすようになった。ということです。

開運先生
開運先生

どうでしたか?日本的なシャレたお話ですね。

うそは、いけないことですね。

2023年の干支うさぎのご利益

ウサギは、古代から縁起の良い神獣の一種として、考えられていて、特に、白ウサギは神様の使いとして
神社の境内にも、数多くまつられています。

ウサギは、神社では、縁結び招福子孫繁栄に、ご利益があるとされています。
古来、月にはウサギが棲み、月で餅をつくとされ、十五夜などに会食し、月の出を待つ、いわゆる「お月見」、月待信仰も大変流行しました。

考古学的には、列島では縄文時代の貝殻から、シカ、イノシシとともにノウサギの骨が、多数出土しており、古代縄文人の重要な食料源であったといえます。

また、ウサギは、一羽二羽と数えるのは、鳥と同じように獣ではなく鳥に近いものとされるから
ともされているらしいです。

動物学的には母親ウサギは赤ちゃんウサギが生まれると自分の毛でふわふわな巣をつくりますが、
その巣を捨てて出ていき、ほとんど赤ちゃんウサギの世話をしないそうです。

これは、ほかの敵となるものに、赤ちゃんウサギが見つからないようにするため。といわれています。

開運先生
開運先生

親子の縁親心情愛自然界の厳しさ、と、赤ちゃんウサギの心情はどうなのだろうと様々なことも考えられますね。

うさぎを実際に見に行く

ウサギのことを考えていたら、実際にウサギを見たくなったので、さっそく、入園料無料で、ウサギに会える場所、江戸川区にある江戸川区行船公園・自然動物園に、行ってきました。
休日でも混雑は、それほどでもなく、ゆっくりと観ることができました。
動物園で、実際に動物を見ると、気持ちがなごみます。

隣接する庭園も、手入れがとても行き届いており、鯉と野鳥のいる大きな池と、様々な樹木の茂る散策路も、四季折々の自然の美しさを、身近に感じることができます。

約315年前に、三代将軍徳川家光が、献上した灯籠があり、まわりの竹林からは、マイナスイオンが感じられます。

自然動物公園は、おなじみの 猿、ヤギ、ヒツジ、カメ、オウム、金魚がいます。
そして、他にもフンボルトペンギン、レッサーパンダ、オオアリクイ、クモザル、リスザルなどの珍しい野生動物を身近に観察できる動物園です。

お目当ての白うさぎは、ベンチの下に隠れてしまいました。

ウサギは、ストレスに弱く、臆病な性格の動物なので、お客様がたくさんいたからなのでしょうか?

ベンチの下でしたが、その姿も可愛く、写真を1枚そっと撮りました。

白うさぎ

「ウサギとカメ」のお話からの教訓

イソップ童話で有名な「ウサギとカメ」というお話が、あります。

お話のあらすじは、ある時、ウサギとカメが競争することになりました。

ノウサギは、ジャンプ力、瞬発力にもたいへん優れていて、後ろ足の筋肉が大きく発達しています。

ウサギはこの後ろ足を使って、連続してジャンプするように走ることができます。

なんとウサギの全速力のスピードは、時速80キロの速さ(ドラック並みのスピード)で、走ることができるそうです。

対してカメは、のろのろと1歩ずつ歩くことしかできません。

当然、ウサギの足が速いので、亀との差は、みるみるうちに大きくなりました。

ウサギは、大差がついたので油断して、途中で居眠りを始めましたが、カメは、一生懸命、1歩ずつ、歩み、ついにウサギを追い抜かし、ゴールにたどり着きました。

ウサギが居眠りから目覚めると、カメがゴールしていました。

というお話で、能力が高くても油断しては負けてしまう。

能力が劣っていても、一生懸命に頑張れば、勝つこともできる。

という教訓が示されています。

開運先生
開運先生

日本初めての女性オリンピックメダリストの「人見絹江さん」(1907年(明治40年)1月1日生)の名言に

『愚かなりとも努力を続けるものが最後の勝利者になる』

とあります。
まさにその通りですね。