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大冒険の果てに見つけた宝物-ジャックと豆の木の感動ストーリー

アイキャッチ_ジャックと豆の木を読んで 趣味と娯楽

ジャックと豆の木から学ぶことは

「ジャックと豆の木」は、若者の勇気と冒険を描いた物語であり、開運のヒントを与えてくれます。

物語は、主人公のジャックが、貧しい生活を送る家族を支えるため、おじいさんからもらった魔法の豆を植えることから始まります。

そこから始まる冒険の中で、ジャックは自分自身を信じ、勇気を持って進んでいきます。

ジャックと豆の木はどんなお話?

イギリスの伝承童話のジャックと豆の木は、世界中で大変有名な物語です。

天高くグングンと伸びる豆の大きな木、その豆の木にどんどん登っていくジャック。
また大男の宝物を持って地上まで逃げる恐怖。
追っかけてくる大男を寸前のところで木を切り倒し落下させるスリル感。
ハラハラドキドキの連続でほかの童話にはない高揚感を味わうことができます。

また、価値観を勉強するお話でもあり、ジャックは、当初 ”いいもの” と ”たいしたことのないもの” を交換することで、失敗したように見えましたが、最終的には大きな利益を得て、貧しさから解放されたのです。

この物語から、開運の秘訣を学ぶことができます

まず、自分自身を信じ、勇気を持って行動することが大切です。

また、一生懸命に努力し、チャンスを掴むことも必要です。

さらに、家族や仲間と協力し、支え合うことが大切であることも描かれています。

開運先生
開運先生

このようなポジティブな思考や行動が、開運を引き寄せ、幸せな未来を実現するための重要なステップとなるでしょう。

あらすじ

あらすじは伝承民話ですので、いろいろなバージョンがあるようですが、下記は大筋のお話です。

お母さんと2人暮らしのジャックは、お母さんがジャックのことを可愛いあまり、とても大切に育てたので、ジャックは何も考えず、のほほんと暮らしていました。
ジャックには何もさせずにお母さんが一人でがんばっていたのですが、とうとう、お母さんは動く元気がなくなってしまい、(家にいた最後の財産である牛をお金に換えるため)ジャックにお使いを頼むことにしました。
ジャックが牛を売りに行く途中、おじさんに遭遇し、ジャック家の最後の財産である牛をおじさんの持っていた豆と交換してしまいます。
家に帰ったジャックはお母さんに「牛と豆」を交換したことを話しました。
すると、生まれて初めて、ジャックは、お母さんから怒られてしまいました。

怒ったお母さんは、最後の財産が豆になってしまったことにショックを受けて、豆を窓から外に投げ捨ててしまいました。
ジャックは、生まれて初めて怒られて、相当なショックを受けてしまい、泣きながら寝ました。

翌日、ジャックが目が覚めると、昨日、怒ったお母さんが窓から投げ捨てた豆が、空まで大樹となり、ぐんぐん伸びていました。
豆の木は、天空まで伸びていたので、登ることは、とても大変でしたが、ジャックはあきらめずに、天空まで豆の木を登りきりました。

天空には大男がいて、ジャックは、その大男の宝物(金貨、金の卵を産む鶏、不思議なハープ)を地上の自分の家へ持ち帰りました。
天空から大男が、ジャックを追って来たので、豆の木を切り倒し、大男を落下させ倒し、ジャックとお母さんは、幸せに暮らしたというお話です。

考察&感想

この結末には、どうももう一つ納得がいかず、釈然としないもやもや感が残ってしまうのは、どういうことかと思います。

ジャックが家の最後の財産である牛をおじさんの不思議な豆と交換する場面ですが、ジャックはおじさんに対しては何の良いこともしたわけでもないのに、ジャックが交換してもらった豆は、天まで伸びる不思議な良い豆だったということです。

開運先生
開運先生

牛と豆では(一般的な価値観では)損をしたように思えますが、童話の中のジャックは、なんて素晴らしい運を引き寄せたのでしょう!

あまじん
あまじん

『ジャックと豆の木』のお話は、単にジャックが、自分の希望で、牛と豆を交換しただけの話だから、お母さんからひどく叱られても仕方がないよね。

話の中盤になると、ジャックが豆の木を登り、天上の大男の家に着いたシーンで、大男の家の奥さんに、かくまってもらったにもかかわらず、大男の宝物を勝手に盗み出して逃げ出し地上に持ち帰ってしまいます。

最後の場面では、追いかけてきた大男を、大樹を切り倒し、地上に落下させたくだりがあります。

いくつか話のバージョンがありますが、大男が何かの悪事を働いた話がないバージョンを読んでしまうと、宝物を返せと追ってきた大男を、逆にやっつけてしまった訳で、なんとも釈然としないのは、このあたりの主人公ジャックの正しくない行為と思われる点でしょうか。

ですからこの『ジャックと豆の木』の伝承民話は、話の部分が足りないのではないでしょうか。
(現在では、納得のいく話に改変されて、伝承民話として語り継がれているようです)

原作は、1890年頃で133年前のお話を伝えること、また133年前に英語を訳すということが加わり、当時は、大変なことだったと思います。
話を知った今であれば、たとえば
①大男がひどい悪人で、ジャックが牛と豆を交換したおじいさんは、ひどい悪人の大男から、ひどい目にあわされていた。
②牛と豆を交換したおじいさんを助けるために、ジャックは、牛を大男に渡し、おじさんを助け、感謝の気持ちで助けてもらったお礼に豆をもらった。
③ジャックが牛を大男にとられた為に、ジャックを気の毒に思ったおじさんが、不思議な豆をジャックにあげた。
などの前振りがあれば、話の納得度が高まるように思われます。

先に述べたような善悪の問題はいったん置いておくとして、主人公ジャックの良い面は心優しく、おじさんに騙されてしまいますが、お母さん想いで、好奇心旺盛で行動力もあり、あきらめないパワーがあるということですね。
このお話では何事もあきらめず最後までやり遂げることが大切であることを教えてくれました。
また咄嗟とっさの判断力も重要であるということがいえますね。

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