【短歌・5・7・5・7・7のリズムにのせて】
「芸術の秋は何をしますか?」と聞かれ、昨今、流行の短歌にチャレンジしてみようと考え始めました。
そうは言っても、短歌のことはまだ何もわかりません。
いきなり平穏な出来事を題材に書けるものでもないと思うので、まずは短歌の基本形と技法をマスターしてから、自分なりの自由な歌を詠めたらいいなぁと思います。
1.短歌の基本の形
- 「五、七、五、七、七」の「三十一音」でつくる定型の詩で「一首、二首」とかぞえます。
- 短歌と同じ定形詩である「俳句」は「五、七、五」は「上の句」つづく「七、七」は「下の句」と呼ばれ、各句の間に空白は入れずひとつながりに書くことが基本です。
- 長音「ー」、促音「っ」(小さい,っ)、拗音、ねじれる音、のばす音、促音は一音として数えます。
- 「、」「。」は音数にはかぞえません。
2.句切れの位置でリズムを創る
- 「句切れ」「句またがり」でリズムを変える
- 「口語」「文語」の違いを理解して使用する
「口語」=はなしことば=日常的で親しみがあるか?説明的にならない様に気をつけるます
「文語」=書きことば=古い時代に用いられた言葉で現在は一般的には使われませんが格調の高さを感じさせます。(なり)(たり)(けり)等
秋の風に舞う思いを詠んでみました
秋深し柿の実もぎし田舎道
子供と二人忘れがたき日
秋晴れに「掘れた掘れたと」子らの声
カゴ一杯のさつま芋なり
こおろぎはあそんでくれと鳴き続け
秋の夜長に寄り添う二人
追記-2023年・秋-
昨年、自作の短歌を詠んでから、1年が経過しました。
現在、世の中はAI時代に突入しており、その影響は短歌創作にも及んでいます。
かつては悩み多き短歌作成の数時間を、AIが、瞬時にアドバイスしてくれる時代が到来しました。
AIが、秋の美しさと感動を言葉で表現できるのか、私自身も興味津々で、試してみました。
新たな可能性 – AIと詩の出会い
AIは、計算とデータ解析によって、言葉や表現の可能性を広げるツールとして成長しています。
その進歩が詩や短歌にどのように影響を与えるのか、興味深い問いでもあります。
AIの力 – 夏の風景を綴る
AIには、膨大なデータと詩や短歌の伝統を学習させ、夏の風景や感動を詩に落とし込む能力があります。
私は、AIに夏の風景をテーマにした短歌を詠ませ、その結果に驚かされました。
早速、試してみましょう。
1:ChatGPTで詩から短歌へ
ChatGPT-3.5(無料バージョン)にログインします。
ログインしたら、-Send a message-に質問を入力します。
入力した文章
下記の文章をひらがなを1文字と数え、最初「5文字」、次に「7文字」、次「5文字」、次「7文字」、次「7文字」の順で短歌にしてください
「この夏の暑さに耐えかねて、バケツに氷を入れて、そこに足を入れ涼しい気持ちになったひとときが、子供になった気分で楽しかった」
2:返ってきた答え
夏の暑さ
氷バケツに
足を浸して
子供のように
楽しい気分
文字数がうまくいかないのは、日本語は全角となってしまうからでしょうか?
はい、正確です。
日本語のテキストは通常、全角文字と半角文字が混在しています。
一般的に、半角文字(英数字や一部の記号)は1文字として数えられ、全角文字(ひらがな、カタカナ、漢字、一部の記号)は2文字として数えられます。これにより、日本語の文字数が英語の文字数とは異なります。
この違いに気を付けることが、日本語の文章を扱う際に重要です。
テキスト処理やフォーマット指定などの文脈で、文字数を正確に数える必要がある場合、この全角と半角の区別を考慮する必要があります。
3:Adobe-Firefly で画像をAI生成する
Adobe-Fireflyにログインします。
ログインしたら、「テキストから画像生成」を選び、生成ボタンを押します。
開いたサイトページの画面下にあるプロンプトの欄に「夏、暑いから、日本の縁側で、バケツに氷をいれて、大人の女性が足を浸している、子供のように楽しい気分、写実的」と入力し、プロンプト欄の右側の生成ボタンを押します。
候補が4パターンできました。
詩の新時代 – 人間とAIの共創
AIは、詩や短歌の制作に新たな視点をもたらし、アーティストや詩人に創造的なインスピレーションを提供しています。
ただし、AIはツールであって、詩の真の魅力や感情の深さは、人間がもたらすものであることを忘れてはなりません。
結論
AIと詩の出会いは、新たな可能性を切り拓く一方、詩の真髄を理解し、感情を共有する人間の役割も不可欠です。
共創により、詩や短歌は、新しい時代に突入し、私たちに感動と美をもたらしてくれることでしょう。
真夏を織りなす短歌
AIとあまじんずの共創作品ができあがりました。
縁側でバケツに氷
素足にて暑さまぎらせ
我、楽しけり
来年は、どんなことができる時代になっているのでしょう。
わくわくします。