開運物語

幸運を呼び込む縁起物で、ご利益を授かるには?

アイキャッチ_日本の縁起物 開運物語

幸運を招く縁起物をいくつか探してみました。

古来こらいからある縁起物を知って、幸運を呼び込みましょう。

千客万来_お客様を呼ぶ盛り塩

盛り塩は、邪気や悪いもの最悪を防ぐものとして、お清めの役割を果たすと考えられますが、もう一つ、たくさんのお客様を呼び込むものとしてのおまじないの役割もあるそうです。

これは、古来中国の皇帝には、たくさんの愛人がいて、皇帝は、牛車に乗って、愛人のところへ出かけていたのですが、自分のところへ寄って欲しいと想いを募らせた愛人が、知恵を絞って、皇帝の乗る牛車が通る時間に合わせて、牛車を引っ張る牛の好物である塩を自分の家の前に盛るというものです。

牛車を引っぱる牛は、好物の塩をなめようと、その愛人の家の前で足を止めてしまうということになります。

盛り塩はこうして、お客様の足を止める縁起物として、中国から日本に伝わってきました。

現在でも花街の料亭や、演劇の寄席などでも、盛り塩が見られるのは、単に悪い物を清めるということだけでなく、お客様をたくさん呼ぶという意味合いがあります。

あっくん
あっくん

盛り塩は、お化けを追いはらうだけではなくて、商売繁盛のおまじないもあるのですね!

夢に隠された縁起物について

初夢

初夢は、「大みそかの夜に見る夢なのか」もしくは「元旦の夜に見る夢なのか」は、地域や宗派によっても差があるようですが、はっきりしていないようです。

江戸時代からの有名な縁起のいい初夢の順は

①富士

②鷹

③茄子

その後は④扉⑤煙草⑥座頭といわれています。

縁起の良い富士とは

富士山は、日本一高い山で、日本のシンボルとして、古来こらい多くの人に愛されてきました。

現在でもその美しさにファンが多くいますが、強い霊力を持ち、幸運を招くとされています。

縁起が良いとされる富士は、赤富士で、朝日に赤くそまる美しい富士山です。

また、ダイヤモンド富士も、縁起が良いとされ、太陽が富士山の山頂に重なり、一瞬、見られる光輝く、美しい富士山のことです。

さかさ富士は、湖面にさかさまに映る富士山のことで、気象条件が合わないと見ることができません。

影富士は、富士山の山頂から見える富士山自身の影のことです。

富士を信仰する

富士講とは、信仰する人々の集まりのことで、富士山を拝み、富士山を参拝し、報恩を感謝します。

また富士塚は、富士講の信者で、富士登山が困難な人々が、神社に、富士山に模した小山を作って、その小山に登って、罪やけがれをはらったもので、江戸時代にたいへん、盛んに行われました。

良い夢を見るためには

普段から、いい夢を見るために枕の下に入れるおまじないの紙があります。

3つご紹介

①「ばく」と書かれた紙

②「宝船」の絵の描かれた紙(神社などで、正月や節分に授与されます)

③「回文歌かいぶんか」(上から読んでも下から読んでも同じうた)

悪い夢を見てしまった時は

また悪い夢を見た時は「ゆうべの夢は獏にあげます」と3回唱えることで、獏が悪夢を食べてくれるといわれています。

夢を食べる獏(ばく)は、古代中国の神獣で、動物の獏(哺乳類奇蹄目バク科、サイの仲間、草や果物を食べる、またマレーバクは絶滅危惧種)とは別のものです。

初詣

初詣は、近所の氏神様や神社や寺院に前年のお礼と新年のあいさつに詣でるという毎年の恒例行事です。

ちなみにコロナ禍:前の全国の初詣参拝者ランキングは

1位.明治神宮(東京都)、2位.成田山新勝寺(千葉県)、3位.川崎大師(神奈川県)、4位.伏見稲荷大社(京都府)、5位.鶴岡八幡宮(神奈川県)、6位.浅草寺(東京都)、以下、熱田神宮(愛知県)、住吉大社(大阪府)、太宰府天満宮(福岡県)、氷川神社(埼玉県)、生田神社(兵庫県)・・・

初詣では様々な縁起物を購入する人も多いです。

寺社で購入できる縁起物

お守り(だるま、銭亀、カエル、小槌、招き猫、恵比寿、大黒天、熊手)、破魔矢、根付、お札、おみくじ、御朱印などなどがあります。

開運先生
開運先生

どれも神様仏様に自身と家族友人、社会の幸福幸運を願ってのことといえるでしょう。

縁起のいい 「文様」(紋様)についてのご紹介

戦国時代の武士の陣羽織、能楽、舞楽など、文(紋)様は見た目も華やかで楽しいものですが幸運を呼ぶ縁起のよい物を身につけるようです。

魔除け、厄除けの効果があるとされ、植物、動物、自然などをモチーフにして、絵画のほか、着物、帯、器、紙など、さまざまなものに描かれてきました。

「文様」(紋様)の種類

「雲」-湧きてる雲を表現した吉祥文様
雲の動きや形に吉凶を見だす神仙思想の吉「文(紋)様」祥文様です。霊芝雲れいしくも瑞雲ずいうんなどがあります。

「波」-変化する波の一瞬の姿をとらえる波頭が砕け散るダイナミックな青海波、があります。
「青海波」海面にみえる波頭を幾何学的にとらえたもので古代から用いられた紋様です。
青い波柄で幸せが限りなく広がるといわれています。

馬」-馬は人間の生活に密着した古くから親しまれてきた大型動物で神社では神馬が奉納されました。

「鶴」-純白の羽毛で千年の長寿の象徴です。
婚礼などの慶事の吉祥文様で瑞兆、雲鶴、鶴と雲との合わせ文様、また福禄寿は鶴を連れています。

その他の吉祥文様

  • 唐草からくさ文」蔦柄で子孫繁栄を望む、日本では風呂敷などの文様としておなじみです。
  • 「うろこ文」三角形を上下左右に連続して配した文様、脱皮した蛇のうろこ柄で不老長寿を得るといわれています。
  • 「矢がすり文」矢がすりとは、矢羽根の形になるように織った文様で魔をはらう弓矢柄で、魔除けになります。
  • 観世かんぜ水文」水は古来から神聖なものとして扱われ、優美で格調高い文様、水の柄、災いやけがれを流すといわれています。
  • 梅鉢うめばち文」寒いときに美しい花を咲かす、逆境に強い梅の花の強さを表したものです。
  • 笠松かさまつ文」寒い冬にも濃い緑を保つ、松の強さを表しています。

などがあります。

開運先生
開運先生

縁起のよい物を手元に置いておくことだけでも良いと思います。

また、吉祥文様をワンポイントでいれたグリーティングカードも喜ばれることでしょう。